憧れのピアニストについて-第3弾は・・・

昨日は雪が降りましたね。

雪は好きなのですが、慣れないため車の運転も歩くのも一苦労でした。
群馬南部はあまり(2年に一度くらい?)雪が積もらないので今回の積雪は少々パニックでした・・・。
皆さんは大丈夫でしたか?

さて今日は、憧れのピアニストについて、第3弾「ハリーナ・チェルニー・ステファンスカ」です。

ポーランドの女流ピアニストでショパンのスペシャリストで知られています。
「チェルニー??」さてどこかで聞いたような名前ですね・・・?
そうです、あのピアノ教則本で広く知られている「カール・チェルニー」の子孫にあたります。

私が学生時代に何度かステファンスカ先生に教えを受けています。その頃の思い出話を今日はしたいと思います。

先生との初めてのレッスンは、心臓が口から飛び出すのではないかと思うほど緊張したものです。先ずは挨拶もそこそこで、1曲弾くことに・・・。
曲は確かショパンのバラード2番を弾きました。

弾き終えると先生は笑顔で「この曲は何年弾いているの?」
私は「6ヵ月ほどです。」と答えると
「それではまだまだね、何年も弾きこなして自分の曲にしないと」

その頃の私はレパートリーを何曲も持つとか、名刺代わりになる曲を持つとかで、ただ単に、次から次へと新しい曲を弾きまくるという、無謀でやんちゃな学生・・・そして今考えると、もったいないピアノ生活をしていました。

そんな中、ステファンスカ先生にそれでは駄目だと指摘され若い私はようやく「開眼」したのでありました。今思えば本当に時間の無駄遣いをしていたと後悔しています。

今でいう『曲の熟成』を待たずに人前で披露していたことが「若気の至り」とはいえ今思い出しても恥ずかしく思えてなりません。

昔も今も、新しい曲を覚えるのは容易にできますが、すべての曲が「〇〇の、様なもの」であり曲の神髄まで至ることはありません。

「熟成」させて初めて曲にになり、そして「自分の曲」になるものです。そうしないと、人前で披露した時(コンサートなどで)人にメッセージや感動を与えることはできません。

そして、ステファンスカ先生の教えのとおりに実践した時のコンサートで初めて観客の皆さんがスタンディング・オベーションで「ブラボー!」と言ってくださったことは今でも良い経験で、良い思い出です。

ありがとうございました。ステファンスカ先生。
今は亡きステファンスカ先生の教えを、私は今でも守り通しています。
また、私の生徒たちにも教えて行きたいと思う今日この頃です。

※ステファンスカ先生は、素晴らしいショパン弾きであり、教育者でありました。
2001年7月1日に死去。