コンサート中のハプニングなんて気にしない 其の二

しばらく春のような陽気が続き、近くの神社のモクレンが綺麗に咲きましたが、今日は花冷え、少し肌寒いです。

さて、前回のコンサート中のハプニングなんて気にしないの続きです。

今から8年くらい前のことです。

ある日突然電話があり「もしもし~なっちゃん?」それは昔よく聞いた懐かしい声が。

「突然で悪いけど、今度うちの教室でやるミニ・コンサートに出てもらえるかしら?」

何と、私が静岡でピアノを習い始めた頃の先生でした。

そのコンサートは先生のピアノ教室の中でやると言うまさにミニ・コンサートでした。

その教室は自宅内にあるグランドピアノ一台置いてあるだけの小さな部屋(教室)です。

そこに先生の生徒達が集まり、私の(模範)演奏を聴くという企画。

もちろん、恩師のお願いに私は快諾です。

そして当日。

その日、私は小さな部屋(教室)のミニ・コンサートでもあるのでドレスなど着ないで気取らずにごく普通のスーツで演奏することにしました。

そして軽くリハをとピアノを弾き始めました。

その時はまだ、このコンサートが地獄のコンサートになるとは露ほども思っていませんでした。

 

さあ!いざ本番です。

控室から会場(教室)へ向かう途中、なにやら異変を察知!?

そこには、なっな何と10畳あるかないかの教室に30人以上生徒や親御さん、近所の方まで、ぎっしりと集まっていました。 定員オーバー!

10畳とはいえグランドピアノもあるので窮屈極まりない。

人をかき分けようやくピアノの前へたどり着きました。

人はピアノの下までって感じ。。私が弾く椅子の左右後ろまで人がいっぱいって言うか、まとわりつく程。

簡単な挨拶をしていざ演奏スタート!

弾き始めてすぐに・・・「暑い!!」「もの凄く暑い!!」

季節は真夏、8月。猛暑。

1曲目を弾き終わる頃には、目に汗が流れ込むほど・・・

エアコンはフル回転でも全然効かない。

サウナ状態ってのはこのことか。

化粧はなかれ落ちる。汗で鍵盤が見えない。

そんな状況の中、先生は見かねて扇風機を持ってきてくれました。

が、一向に暑さはおさまらず。

我慢して数曲を弾き終えたころ、さらにヒートアップ!?

観客も我慢の限界か。こうなったら窓をすべて開けてしまおうとどこからか 声が。

グッドアイディアに賛成!窓をすべて開けた途端涼しい風が???

と思いきや窓の外にも近所の方々が20人くらいコンサートを聴こう録音の機械やビデオカメラ持参で暑い中立っていました。目が点に。(爆笑)

それでコンサート続行!

こんな暑い中のコンサートは初めて・・・

暑さで気が遠くなるほど。

曲を弾いてる時は顏の汗など拭けるはずもなく、汗が目に入って何も見えなくなる始末。

ピアノは心で弾くと言うけれど、やはり肝心な時に鍵盤が見えないのは困る。

焦る(汗る)ついにミストーン・・・。

1時間のコンサートの途中こまめな水分補給(マラソンランナーか)

そうこうしてる間にようやくラストの曲も終盤へ。

これで終わりかとホッとしてたらアンコールが・・

しかも2回もあり、心身ともボロボロに。。

でも笑顔は忘れずに!最後まで頑張ったというお話です。

 

本当の話ですが、この日は、この1時間のコンサートを全部で3回 やるという強行スケジュールだったんです(泣)

午前に1回、午後3時に1回、ラストは夕方6時にという地獄の3回コンサート。

恩師を恨みたくなるほど…(笑)

昔のスポ根ドラマのような感じ。

地獄を見るとはまさにこの事だったのか。。

 

実は、その日、もう一つの地獄も見てきました。(冷汗)

会場が自宅だったため靴やヒールではなく何と素足でペダルを踏み続けたおかげで足の裏に激痛が!!

スリッパを履くと演奏の途中でずれて弾きずらいので素足を選択。

一日で3回続けてのコンサートでは右足裏が痛いのなんのって。。

これは、足の裏のツボマッサージ状態か。

無理して弾いてたせいで、その後1週間くらい びっこを曳いて歩くほど、足の裏が腫れて痛くて痛くてしょうがなかったです。

これもまた地獄なのかと(笑)

昔は自宅でも教室でも素足でペダルを踏んでいたので 自然と足の裏が鍛えられていた為、へっちゃらだったのに。

今の私のスタジオは靴でOKなので足が退化したのか。(まあ靴の方が実践的ですが)

 

このミニ・コンサートでの教訓は沢山あります。

これは恩師が仕組んだ試練なのか(笑)いい勉強になりました。

先生ありがとうございます。

永く演ってると色々あり、すべてが良い経験につながってます。

それでは、また次回に!